対位法・フィグーラ・小泉理論を活用して作曲します。
優艶
基本スケール
ドリアンスケール
民謡音階
輪郭をつくる
メロディの輪郭をつくる
2分音符を配置していきます。下行型のモチーフを多く使い、哀しい感じのメロディにします。
ここでは民謡音階で音符を配置しています。
下声の輪郭をつくる
1拍・3拍目は協和音程にします。
内声の輪郭をつくる
1拍・3拍目は協和音程にします。
これらをターゲットノートとし、ドリアンスケールで音を紡いでいきます。
細分化
メロディの細分化
ドリアンスケールで音を紡ぎます。
シンコペーションで音価を後ろに伸ばすことでゆったりとした感じをだします。
シンコペーションするまえ
①ターゲットノートに上下からアプローチ(3度下がって2度上がる)し、愛情を表現。
②刺繡音とシンコペーションを使った、ゆったりとした心の揺れ。
③4度下まで進行する下行型で、ゆっくりと気持ちが沈んでいく。
④上昇型で気持ちの高ぶりを表現。
⑤同音型で高ぶったエネルギーを継続します。
⑥ターゲットノートに上下からアプローチ(3度下がって2度上がる)し、愛情を表現。
⑦ミ→レへゆっくりと2度下に進行して、気持ちが落ち着いていく様子。
下声の細分化
③では、先取音を掛留した音に対してさらに経過音を掛留した音を加えています。④でも同じように先取音に対してさらに刺繍音を加えました。
シンコペーションとアンティシペーションで緩急をつけています。
シンコペーションとアンティシペーションするまえ
①順次進行で、ゆっくりと気持ちが沈みはじめます。
②哀しみがこみ上げてくるような感じ。
③下声の最高音から最低音まで下がることで、更に哀しみを強調。
④シから3度上のレに向かうことで、哀しい気持ちを和らげました。
内声の細分化
①レの周辺を行き来し、戸惑っている様子。
②ミファソと上行し、「なぜ?」という気持ちを高め、自問自答するような感じ。
③刺繡音から短3度の跳躍とシンコペーションで不安な気持ちを表現。
④ゆっくりと気持ちを落ちつかせ、やさしく包み込むような深い愛。
短3度を多くつかって、より切なさを強調しています。